FB-TERRACE オリジナルプロダクト - 津軽塗 -

姉妹店FB-TERRACEは今年5周年を迎えます。そこで新たな挑戦として、5年間”丁寧な暮らし”を常に考えてきたFB-TERRACEだからこそできる、伝統が暮らしに寄り添うオリジナルプロダクトが生まれました。以前ご紹介した「津軽こぎん刺し」「藍染め」につづき青森を代表する伝統工芸「津軽塗」。以前からお付き合いのある、弘前の「漆工房そうま」にご協力いただき、現代の暮らしに取り入れられる「津軽塗」を目指しました。

■津軽塗■
津軽塗(つがるぬり)とは、青森県弘前市周辺で作られている漆器の総称です。津軽地方で漆器が作られるようになったのは、江戸時代中期、弘前藩の4代目藩主津軽信政公が統治する時代からといわれています。当時参勤交代制が成立し上方や江戸の文化が伝わり、全国各地でその地域の産業を育成・保護する目的から多くの工芸品が誕生しました。弘前藩でも塗師が招かれ、そのうちの一人、若狭国(現在の福井県)から来た池田源兵衛の手によって、独特の漆器が誕生します。やがて時代は明治に移り、1873年(明治6年)のウィーン万国博覧会に、青森県が津軽地方で作られる漆器を「津軽塗」と称して出展し、このことが津軽塗という呼称が広く知られるきっかけになったと言われています。
津軽塗の特徴は、独特の”研ぎ出し変わり塗”という技法にあります。何度も塗りと研ぎの作業を繰り返し、その工程で幾重にも重なった色漆の美しいテクスチャが浮かび上がるような、美しい表現が生み出されます。
津軽塗箸置きわな500
今回FB-TERRACEのオリジナルとして製作したのは、津軽弁で「わたし」を意味する「わ」と、「あなた」を意味する「な」の箸置きと、
津軽塗全体と影500
リンゴ型のプレートです。ナツマツリのイベントでもお世話になっている、弘前のイラストレーター工藤陽之さんにデザインしていただきました。青森県で馴染みがあるモチーフをたくさんご提案してくださり、その中からFB-TERRACEらしい、そして今までに無かったデザインをセレクトしました。
津軽塗打ち合わせ風景500
そして「漆工房そうま」にて、職人さんに技法や色などをアドバイスいただき、決めていきました。
津軽塗箸置きわなと箸500

わ&な箸置きは、津軽塗の最も代表的な「唐塗(からぬり)」という技法を用いています。独特の斑点模様は、何度も塗っては乾かし、そして研ぐという作業を繰り返し、全部で40以上もの工程から生み出されます。完成までには最低でも1ヶ月半~2ヶ月を要する、職人の根気強さが作り上げた伝統です。ご結婚のお祝いや、津軽弁を知らない県外の方へのプレゼントにもおすすめです。
津軽塗箸置き大中小500
津軽塗箸置き赤黄500津軽塗コースターとグラス500
リンゴのプレートは、「七々子塗(ななこぬり)」という技法を用いて作られています。菜の花の種を蒔き付けて模様をつけていく技法で、均等ではないドット柄が生み出されます。大中小の3サイズをお作りしました。使う用途は、それぞれのお好みで自由に使っていただき、いろんな場面で津軽塗を楽しんでいただけたらと思います。サイズ感は、小サイズは箸置きとして、中サイズはカトラリーレスト、大サイズはコースターやアクセサリートレイとしてお使いいただくのに丁度良い大きさです。
津軽塗店頭写真500

オリジナルプロダクトはFB-TERRACE 1Fにて店頭販売しております。今回ご紹介した商品以外にも多数津軽塗のアイテムを取り揃えておりますので是非ご覧ください。また、津軽塗の何度も塗って乾かして研いで磨いてという40以上ある手間のかかる工程をわかりやすくパネルにまとめたものや、職人さんが実際に使用している道具を展示しております。長年大切に受け継がれてきた伝統と職人の技を、この機会に是非触れてみてください。